第157信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか? わたしは、いま東京に来ています。Tonyさんは久高島におられるそうですね。いよいよ、6月5日に久高島を舞台にした映画「久高オデッセイ」の完結篇「風章」の上映会が小倉昭和館で行われますね。映画の上映後はシンポジウムも開催され、映画製作者であるTonyさんと一緒にわたしも登壇いたします。久しぶりに小倉でTonyさんとお会いできること、とても楽しみです。 小倉といえば、松柏園ホテルの神殿で5月18日の早朝から月次祭が行 […]
第156信 鎌田東二ことTonyさんへ 薫風の候になりましたが、Tonyさんはお変わりありませんか。前回のレターでは、わたしの上智大学グリーフケア研究所客員教授就任に対して過分なお言葉を頂戴し、誠にありがとうございました。わたしは、グリーフケアの普及こそ、日本人の「こころの未来」にとっての最重要課題であると考えており、サンレーでも自助グループを立ちあげてグリーフケア・サポートに取り組んできました。これまで自分なりに冠婚葬祭業界で実践してきたことを踏まえて、さらなる研究を重ね、充実した […]
第155信 鎌田東二ことTonyさんへ 気がつけば3月31日、弥生晦日です。月は満月、小倉の桜も満開であります。思わず、西行の「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」を口ずさんでしまいます。京都の桜は、さぞ綺麗でしょうね。Tonyさんは花見をされましたか。東京の桜はいち早く満開を迎えましたが、出張した際、わたしは定宿近くの四谷の桜を堪能しました。 四谷といえば、上智大学です。東日本大震災7年目の翌日となる3月12日、わたしは上智大学を訪れました。キャンパスへ入ると10 […]
第154信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、こんばんは。もう3月になりましたね。ついこの前、正月が来たと思ったのに・・・。まったく、季節の流れの速さには驚かされますね。 明日、3月3日は桃の節句です。そう、雛祭りです。わが家では、いつも雛人形を飾ります。妻が実家から持ってきた人形です。妻は姉との二人姉妹で、ずっとこの人形で桃の節句を祝ってきたそうです。しかし、今年はわが家の雛人形は「松柏園ホテル」のロビーに飾られています。年中行事のことを「生活の古典」と呼んだのは民俗学者 […]
第153信 鎌田東二ことTonyさんへ 今日1月31日の満月はすごいです。月が地球に近づいた状態で満月となる「スーパームーン」、1か月に2度めの満月となる「ブルームーン」、そして、皆既月食で月が赤く染まる「ブラッドムーン」が重なった「スーパーブルーブラッドムーン」が観測できます。なんという贅沢な月でしょうか! 4日、サンレーグループの新年祝賀式典を行いました。式典に先立って、松柏園ホテルの顕斎殿で新年神事を行いました。神事には、サンレーグループの佐久間進会長以下、北九州の幹部全員が参 […]
第152信 鎌田東二ことTonyさんへ 今年最初の満月は、いきなり「スーパームーン」です。しかも、1月は31日も満月で、満月が2回あります。2月は満月の日はありません。非常に珍しいですね。改めまして、Tonyさん、あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 大晦日から元旦にかけ、わたしは年中行事についての原稿を書いていました。民俗学者の折口信夫は、年中行事を「生活の古典」と呼びました。彼は、『古事記』や『万葉集』や『源氏 […]
第151信 鎌田東二ことTonyさんへ 今年最後の満月は、今年最大の「スーパームーン」です。6月の満月より3割も明るいとか。Tonyさん、お元気ですか? すっかり寒くなりましたが、風邪など引かれていませんか? とうとう師走になりましたね。もうすぐ今年が終わるなんて信じられません。わたしは相変わらずバタバタと日々を過ごしていますが、ここのところ毎日、「天皇制」と「大相撲」について考えています。 まずは「天皇制」について。1日に開催された皇室会議では、天皇陛下が2019年4月30日に退 […]
祝!ムーンサルトレター150信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、ムーンサルトレターが150信目になりましたよ。すごいですね。わたしたちの往復書簡、もしかしてギネスに近づいているのではないでしょうか? 本当に、Tonyさんと素晴らしい御縁をいただいて、心より感謝しております。10月26日には、小倉でお会いできて嬉しかったです。NEW松柏園ホテルで開催された「サンレーグループ創立50周年記念祝賀会」にお越し下さり、本当にありがとうございました。 サンレー50周年祝賀会で挨拶する […]
第149信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか? このたびは、恐山菩提寺院代の南直哉さんとの対談本『死と生 —— 恐山至高対談』(東京堂出版)のご刊行、おめでとうございます。わたしにもご献本いただき、ありがとうございました。とても刺激的な対談本ですね。南さんについては、すでに著書『恐山——死者のいる場所』(新潮新書)を読み、興味深い方だなと思っておりました。ちなみに、同書は拙著『死が怖くなくなる読書』(現代書林)でも紹介しています。15年ほど前に一度、わたしは恐山 […]
第147信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、暑中お見舞い申し上げます。7月26日には久々にお会いできて嬉しかったです。その日の昼から、わたしは互助会保証株式会社の監査役会、続いて14時から取締役会が開催され、わたしも同社の社外監査役として参加しました。それから、いったん赤坂見附のホテルに帰ってから、わたしは四谷の上智大学に向かいました。その夜、上智大学グリーフケア研究所の人材育成講座科目「グリーフケアと人間学」で連続講義を行うためです。 上智大学四谷キャンパスの6号館40 […]