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シンとトニーのムーンサルトレター 第144信

     第144信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、ゴールデン・ウィークはいかがお過ごしでしたか? わたしは、久々に自宅でゆっくり過ごしました。しかし、4月は20日から24日まで中国を訪れました。冠婚葬祭総合研究所が主催する「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の視察研修ですが、わたしは同研究会の副座長を務めています。これまで、前身の「東アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の時代から、韓国、台湾、ベトナム、ミャンマー、インドなどを訪問しました。しかし、「アジア」を名乗る研究会なら、やはり中 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第143信

     第143信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、前回はムーンサルトレターをお送りするのが遅れてしまい、大変失礼しました。風邪と航空中耳炎と鬼の攪乱の三位一体で、満月夜の文通を忘れるという前後不覚、痛恨の極みでありました。今回は万全を期して、送らせていただきます。  小倉は桜が満開です。Tonyさんは花見をされましたか? わたしは桜を見るたびに、わが人生の終わりをイメージし、その修め方について想(おも)いを馳せます。日本人は「限りある生命」のシンボルである桜を愛(め)でてきました […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第142信

     第142信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、レターをお送りするのが遅れてしまい、すみません。このムーンサルトレターの開始以来、わたしは約12年にわたって、毎月の満月の夜には必ずレターをお送りしてきました。それが今回、初めて満月の日を失念してしまいました。痛恨のきわみですが、2回目の台湾旅行で風邪をこじらせたのに加え、日本への帰路に航空中耳炎になってしまい、混乱の中にあったからです。ごめんなさい、鬼の撹乱であります。  そう、今月はサンレー創立50周年記念旅行で2回も台湾を訪 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第141信

     第141信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、先日は小倉でお会いできて嬉しかったです。1月28日(土)、サンレー]創立50周年記念の「サンレー文化アカデミー」のクライマックスとなる舞台「古事記〜天と地といのちの架け橋〜」がリバーウォーク北九州の北九州芸術劇場で上演されました。 劇団「東京ノーヴィレパートリーシアター」による舞台で、ロシア功労芸術家であるレオニード・アニシモフ氏が芸術監督を務めます。株式会社サンレーの主催、朝日新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社の […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第140信

     第140信 鎌田東二ことTonyさんへ  今年最初の満月が上りました。Tonyさん、あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。お正月はいかがお過ごしになられましたか? 元旦の朝、わたしは例年通りに北九州の門司にある皇産霊神社を訪れ、初詣をしました。見事な初日の出も拝みました。神社では、「歳旦祭」の神事が行われました。最初にサンレーグループの佐久間進会長が、続いてわたしが玉串奉奠しました。多くの同志とともに、それぞれの家族の幸福と […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第139信

     第139信 鎌田東二ことTonyさんへ  今年、最後の満月を東京で見上げています。それにしても、TonyさんのHPが閉鎖されているのには驚きましたよ。12月12日が最終リミットだというのに一向に再開されないのでヒヤヒヤしました。結果、12日の深夜にギリギリ間に合って再開できたわけですが、ともかく良かったですね!  前回のレターを11月14日にお送りしたのですが、その後、いろんな出来事がありました。最も大きな出来事は、11月18日、わがサンレーが創立50周年を迎えたことです。その日の朝か […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第138信

     第138信  鎌田東二ことTonyさんへ  いま、「月見会」から戻ったところです。北九州市八幡の猪倉の染織工房で開催された「北九州のヤクザな文化人の会」という秘密結社(笑)の月見会です。今夜の月は、1年で最も地球に近づき、満月が大きく見える「スーパームーン」でしたが、八幡の山中でも一瞬だけ拝むことができました。また、染織家の築城則子さんの手料理と美味しいお酒を味わいながら、みなさんとの会話を楽しんできました。ここのところ、曹洞宗、社会福祉協議会、日本赤十字社などでの講演が相次ぎ、また1 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第137信

     第137信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、お元気ですか? 今夜は満月ですが、小倉のあいにくの雨です。でも、14日の夜に北九州市八幡西区のサンレーグランドホテルで「隣人祭り・秋の観月会」が盛大に開催されました。恒例の「月への送魂」も行われました。夜空に浮かぶ月をめがけ、故人の魂をレーザー(霊座)光線に乗せて送るという「月と死のセレモニー」です。  わたしたちの肉体とは星々のかけらの仮の宿ではないでしょうか。入ってきた物質は役目を終えていずれ外に出てゆく、いや、宇宙に還ってい […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第136信

     第136信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、前回のレターでご紹介した「シン・ゴジラ」は御覧になられましたか? 今も大ヒットを続けていますが、その後、日本のアニメの歴史を変えたとまで言われている「君の名は。」が公開され、こちらも大ヒットを記録しています。わたしも公開早々に観ましたが、たいへん素晴らしい傑作でした。新海誠監督は、引退した宮崎駿監督に代わって、今や日本アニメ界を代表する存在となった感があります。「君の名は」は神社が重要な舞台で、「産霊(むすび)」がテーマです。主人 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第135信

     第135信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、お盆はいかがお過ごしでしたか? わたしは、今年はずっと小倉の自宅におりました。18日の朝は、松柏園ホテルの神殿で「秋季例大祭」を行い、その後に「朝粥会」を開きました。おかげさまで、腰痛のほうはだいぶん良くなりました。この1ヵ月間もじつに色々な出来事がありました。  7月27日、ついに宗教学者の島田裕巳さんと対談しました。島田さんとの共著『お葬式を問う』(仮題、三五館)の巻末企画です。わたしは赤坂見附の宿泊先からタクシーで対談会場の […]

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