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シンとトニーのムーンサルトレター 第154信

     第154信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、こんばんは。もう3月になりましたね。ついこの前、正月が来たと思ったのに・・・。まったく、季節の流れの速さには驚かされますね。  明日、3月3日は桃の節句です。そう、雛祭りです。わが家では、いつも雛人形を飾ります。妻が実家から持ってきた人形です。妻は姉との二人姉妹で、ずっとこの人形で桃の節句を祝ってきたそうです。しかし、今年はわが家の雛人形は「松柏園ホテル」のロビーに飾られています。年中行事のことを「生活の古典」と呼んだのは民俗学者 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第153信

     第153信 鎌田東二ことTonyさんへ  今日1月31日の満月はすごいです。月が地球に近づいた状態で満月となる「スーパームーン」、1か月に2度めの満月となる「ブルームーン」、そして、皆既月食で月が赤く染まる「ブラッドムーン」が重なった「スーパーブルーブラッドムーン」が観測できます。なんという贅沢な月でしょうか! 4日、サンレーグループの新年祝賀式典を行いました。式典に先立って、松柏園ホテルの顕斎殿で新年神事を行いました。神事には、サンレーグループの佐久間進会長以下、北九州の幹部全員が参 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第152信

     第152信 鎌田東二ことTonyさんへ  今年最初の満月は、いきなり「スーパームーン」です。しかも、1月は31日も満月で、満月が2回あります。2月は満月の日はありません。非常に珍しいですね。改めまして、Tonyさん、あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。  大晦日から元旦にかけ、わたしは年中行事についての原稿を書いていました。民俗学者の折口信夫は、年中行事を「生活の古典」と呼びました。彼は、『古事記』や『万葉集』や『源氏 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第151信

     第151信 鎌田東二ことTonyさんへ  今年最後の満月は、今年最大の「スーパームーン」です。6月の満月より3割も明るいとか。Tonyさん、お元気ですか? すっかり寒くなりましたが、風邪など引かれていませんか? とうとう師走になりましたね。もうすぐ今年が終わるなんて信じられません。わたしは相変わらずバタバタと日々を過ごしていますが、ここのところ毎日、「天皇制」と「大相撲」について考えています。  まずは「天皇制」について。1日に開催された皇室会議では、天皇陛下が2019年4月30日に退 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第150信

     祝!ムーンサルトレター150信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、ムーンサルトレターが150信目になりましたよ。すごいですね。わたしたちの往復書簡、もしかしてギネスに近づいているのではないでしょうか? 本当に、Tonyさんと素晴らしい御縁をいただいて、心より感謝しております。10月26日には、小倉でお会いできて嬉しかったです。NEW松柏園ホテルで開催された「サンレーグループ創立50周年記念祝賀会」にお越し下さり、本当にありがとうございました。 サンレー50周年祝賀会で挨拶する […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第149信

     第149信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、お元気ですか? このたびは、恐山菩提寺院代の南直哉さんとの対談本『死と生 —— 恐山至高対談』(東京堂出版)のご刊行、おめでとうございます。わたしにもご献本いただき、ありがとうございました。とても刺激的な対談本ですね。南さんについては、すでに著書『恐山——死者のいる場所』(新潮新書)を読み、興味深い方だなと思っておりました。ちなみに、同書は拙著『死が怖くなくなる読書』(現代書林)でも紹介しています。15年ほど前に一度、わたしは恐山 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第148信

     第148信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、お元気ですか? 9月になって、ようやく少し涼しくなってきましたね。それにしても、今年の夏は暑かったですね。北朝鮮のミサイル発射や核実験という嫌な出来事もありました。大きな自然災害がなかったのが救いでしたが・・・。自然災害といえば、昨年は熊本地震がありました。8月22日、わたしはその熊本を訪れました。「熊本の冠婚葬祭王」として知られたセルモグループの安田会長の葬儀に参列したのです。  翌23日は故人が想いを込めて作られた結婚式場「エ […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第147信

     第147信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、暑中お見舞い申し上げます。7月26日には久々にお会いできて嬉しかったです。その日の昼から、わたしは互助会保証株式会社の監査役会、続いて14時から取締役会が開催され、わたしも同社の社外監査役として参加しました。それから、いったん赤坂見附のホテルに帰ってから、わたしは四谷の上智大学に向かいました。その夜、上智大学グリーフケア研究所の人材育成講座科目「グリーフケアと人間学」で連続講義を行うためです。  上智大学四谷キャンパスの6号館40 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第146信

     第146信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、梅雨の季節ですが、お元気ですか? このたびの北部九州の豪雨では、自然の脅威というものを改めて感じました。7月5日から、福岡県と大分県の両県には大雨特別警報が発表されました。わが社の社員や施設も多いのでとても心配でしたが、なんとか今のところは無事のようです。わたしが住む北九州市でも、各所で避難指示(緊急)が発令され、わがスマホもアラームが鳴り続けていました。歴史的な豪雨の被害は甚大で、犠牲者の数も増え続けています。心より御冥福をお祈 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第145信

     第145信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、ご新著『日本人は死んだらどこへ行くのか』(PHP新書)のご刊行、誠におめでとうございます。また、ご献本いただき、ありがとうございました。早速拝読し、ブログにも感想を書かせていただきましたが、日本人の死生観の本質を見事に解明されていますね。最澄、本居宣長、平田篤胤、柳田國男、折口信夫、南方熊楠、宮沢賢治、遠藤周作といった日本思想史のキーパーソンの死生観を追い、日本人の魂の原郷を求めておられます。非常に平易な表現でリーダブルでありなが […]

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