第124信 鎌田東二ことTonyさんへ 今宵の満月は今年1回だけのスーパームーンです。普段の満月と比べて大きく見ることができます。昨日27日は中秋の名月でした。2015年は中秋の名月とスーパームーンが2日連続する珍しい年です。スーパームーンの瞬間は日本ではお昼で見れませんが、28日夜の満月は通常より約14%大きく、約30%明るく見えるとか。 わたしは、いつも満月に向かって祈りを捧げます。また、願い事をすることも多いです。「星に願いを」ならぬ「月に願いを」ですが、最近、わたしの願いが […]
第123信 鎌田東二ことTonyさんへ いま、「月見会」から戻ったところです。北九州市八幡の猪倉の染織工房で開催された「北九州のヤクザな文化人の会」という秘密結社(笑)の月見会です。あいにくの雨でお月さんを拝むことは叶いませんでしたが、染織家の築城則子さんの手料理と美味しいお酒を味わいながら、みなさんとの会話を楽しんできました。 Tonyさんはお変わりありませんか。ようやく暑い8月が終りましたね。8月は、日本人にとって慰霊と鎮魂の季節です。というのも、6日の広島原爆の日、9日の長崎 […]
第122信 鎌田東二ことTonyさんへ 水無月晦日の今夜、青白い満月が夜空に浮かんでいます。3年に1度の「ブルームーン」です。Tonyさん、猛暑が続きますが、お元気ですか? この1ヵ月間は本当にいろいろなことがありましたね。まずは、7月22日にお亡くなりになられた映画監督の故大重潤一郎さんのご冥福を心よりお祈りしたいと思います。かねてより沖縄県那覇市の日赤病院で療養中だった大重監督ですが、7月18日に容態が急変し、22日に息を引き取られました。大重監督のお別れのセレモニーは、サンレー […]
第121信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、121回目のレターをお送りします。いま、700ページ以上もあるゲラの校正に悪戦苦闘しています。『満月交遊 ムーンサルトレター』のゲラです。そう、わたしたちのムーンサルトレターを単行本化した『満月交感 ムーンサルトレター』の続編です。24日、『唯葬論』の初校ゲラをおよび『永遠葬』の再校ゲラを受け取りました。じつは、その日、水曜社から『満月交遊 ムーンサルトレター』の初校ゲラも出ました。國學院大學のオープンカレッジの会場で水曜社の仙道 […]
祝!! ムーンサルトレター120信(10周年) 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、120回目の満月が上りました。今年は終戦から70周年、地下鉄サリン事件から20周年という大きな節目の年ですが、わたしたちのムーンサルトレターがついに10年目を迎えたのですよ! 10年間といえば、当時生まれた赤ちゃんは小学4年生になっているんですよ。すごいじゃありませんか、えらいことじゃありませんか、今宵は大いに祝おうじゃありませんか! 120回達成を記念して、レターの単行本化である『満月交感』上 […]
第119信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか? 世間ではゴールデンウィークの最中ですが、わたしは執筆三昧です。つい先日、『唯葬論』(三五館)という新刊を脱稿しましたが、次は『永遠葬』(現代書林)が待っています。こちらは今月中に書き上げて、7月末には刊行する予定です。70回目の「終戦の日」となる8月15日までに、『唯葬論』と『永遠葬』の2冊が揃うでしょう。ところが、その他にも『お墓の作法』という新しい本の企画を進めています。青春出版社の「青春新書」から年内には刊行 […]
第118信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、春爛漫ですが、お元気ですか? 今夜は半年ぶりの皆既月食でしたが、あいにく小倉は雨で見ることができませんでした。わたしは、沖縄から北九州に戻ったばかりです。本日、「都市成長力日本一」として知られる沖縄県の豊見城市に新しいセレモニーホールである「豊崎紫雲閣」が完成し、その竣工神事を行いました。沖縄県で7番目、全国で61番目の紫雲閣です。いま、沖縄県の米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐって、移設を推進している国と反対を掲げて沖縄県知事に […]
第117信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、2月20日は久しぶりに東京でお会いできて嬉しかったです。同日の夜に開催された「『生と死』を考える学び」と題するトークショーでTonyさんと共演させていただきました。このトークショーは、わたしも寄稿した『じぶんの学びの見つけ方』(フィルムアート社)から生まれたイベントで、さまざまなジャンルの人が「学び」について大いに語るものです。会場は、恵比寿の「amu」というイベントスペースです。お花屋さんと一緒になっている不思議なスペースです。 19時 […]
第116信 鎌田東二ことTonyさんへ 2月3日の夜は小倉の松柏園ホテルで「節分祭」が行われ、豆まきをしました。その後は、「隣人祭り 合同厄除け祝い」が開催され、わたしは主催者代表として挨拶をしました。そこで「『祝い』と『呪い』は反対語であり、裏腹である」という話をしました。『呪いを解く』(文春文庫)という著書をもつTonyさんには釈迦に説法で恐縮ですが、もともと「呪詛」と「予祝」は同根ですよね。「呪い」も「祝い」ももともと言葉が「告(の)る」つまり「言葉を使う」という意味であり、心の負のエネ […]
第115信 鎌田東二ことTonyさんへ 今年最初の満月が小倉の上空に昇りました。Tonyさん、あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 お正月はいかがお過ごしになられましたか? 元旦の朝、わたしは例年通りに北九州の門司にある皇産霊神社を訪れ、初詣をしました。雪が激しく降っていたので大事を取り、自家用車は運転しませんでした。迎えの車に乗って、6時半頃に自宅を出発しました。高速道路が通行止めなので一般道を通りましたが、途中は雪景色でした […]