第117信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、2月20日は久しぶりに東京でお会いできて嬉しかったです。同日の夜に開催された「『生と死』を考える学び」と題するトークショーでTonyさんと共演させていただきました。このトークショーは、わたしも寄稿した『じぶんの学びの見つけ方』(フィルムアート社)から生まれたイベントで、さまざまなジャンルの人が「学び」について大いに語るものです。会場は、恵比寿の「amu」というイベントスペースです。お花屋さんと一緒になっている不思議なスペースです。 19時 […]
第116信 鎌田東二ことTonyさんへ 2月3日の夜は小倉の松柏園ホテルで「節分祭」が行われ、豆まきをしました。その後は、「隣人祭り 合同厄除け祝い」が開催され、わたしは主催者代表として挨拶をしました。そこで「『祝い』と『呪い』は反対語であり、裏腹である」という話をしました。『呪いを解く』(文春文庫)という著書をもつTonyさんには釈迦に説法で恐縮ですが、もともと「呪詛」と「予祝」は同根ですよね。「呪い」も「祝い」ももともと言葉が「告(の)る」つまり「言葉を使う」という意味であり、心の負のエネ […]
第115信 鎌田東二ことTonyさんへ 今年最初の満月が小倉の上空に昇りました。Tonyさん、あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 お正月はいかがお過ごしになられましたか? 元旦の朝、わたしは例年通りに北九州の門司にある皇産霊神社を訪れ、初詣をしました。雪が激しく降っていたので大事を取り、自家用車は運転しませんでした。迎えの車に乗って、6時半頃に自宅を出発しました。高速道路が通行止めなので一般道を通りましたが、途中は雪景色でした […]
第114信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、今年最後の満月が上りました。慌ただしい師走の中、いかがお過ごしですか? わたしは相変わらず、バタバタしております。先月は盛りだくさんの報告をさせていただきましたが、あの後にもいろいろな出来事がありました。 まず、11月11日に、わたしはTonyさんの母校である國學院大學の教壇に立ちました。市民向けに「國學院大學オープンカレッジ」が実施されていますが、今年から、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会および互助会保証株式会社の共催で、オープンカレ […]
第113信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか? 5日の月は「ミラクルムーン」と呼ばれる月でしたが、御覧になりましたか? なぜミラクルなのかというと、171年ぶりに幻の「3度目のお月見」=「後(のち)の十三夜」が出現したからです。 今月はTonyさんに報告したいことが山ほどあります。まずは、10月12日に両国の「シアターX」で舞台を鑑賞しました。東京ノーヴィレパートリーシアターによる「古事記〜天と地といのちの架け橋〜」ですが、なんとTonyさんの『超訳 古事記』(ミシマ社) […]
第112信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、その後、目のお具合はいかがですか? くれぐれも無理はされないで下さい。でも、緊急手術も成功し、網膜剥離が治って良かったですね。今夜の満月もよく見えますか。今夜は皆既月食ですが、京都から見えますか? 小倉からはよく見えました。じつは、本日10月8日はわたしの九州国際大学の客員教授としての初の講義が行われました。九国大デビューを果たした後に見る満月は格別でありました。また昨夜は、北九州八幡西区のサンレーグランドホテルで「隣人祭り・秋の観月会」を […]
第111信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、このたび入院されたことを遅まきながら知ったとき、大変驚きました。昨日、9月8日、京都大学こころの未来研究センター研究員の奥井遼さんから以下のメールが届きました。 「鎌田先生が先々週の金曜日に網膜剥離で緊急手術を受けられました。まだ入院中ですが、本日、退院なさる見通しが立ったそうですので、ご報告申し上げます。今のところの退院予定日は今週の金曜日(12日)です。手術後、入院中はずっとベッドにうつ伏せの絶対安静状態を維持しておられます。そもそも […]
第110信 鎌田東二ことTonyさんへ 8月10日の満月は、いわゆる「エクストラ・スーパームーン」だとか。つまり、今年最も大きくて明るい満月だそうですが、あいにく小倉は雨で夜空は真っ暗です。心配された台風11号は北九州を通過しなかったものの、本当に今年の夏はよく雨が降ります。 8月というのは、日本人が死者を思い出す季節ですね。6日の広島原爆記念日、9日の長崎原爆記念日、12日の御巣鷹山の日航機墜落事故の日、そして15日の終戦記念日というふうに、3日置きに日本人にとって意味のある日が訪れるから […]
第109信 鎌田東二ことTonyさんへ 今年は本当に台風が多いですね。沖縄をはじめ、わが社も施設が被害を受けたり、予定されていたイベントを延期したりと大変です。その他にも、さまざまな出来事があり、相変わらず慌ただしい日々を過ごしています。 そんな中、忘れがたい出来事がありました。毎月18日の早朝、サンレー本社では課長以上の役職者が集まって「月次祭」を行っています。場所は、わが社の「松柏園ホテル」の神殿です。6月18日、いつものように月次祭を行いましたが、その後、近くにある「天道館」という施設に […]
第108信 鎌田東二ことTonyさんへ 今日は、13日の金曜日の満月です。このレターも、今回で108信となりました。煩悩の数と同じですね。Tonyさん、お元気ですか? わたしは、これまでの人生の中でも最も慌ただしい日々を過ごしています。 今月3日、熊本市で開催された全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の第56回定時総会において、わたしが会長に選出されました。最初に会長のお話を頂いた時はまさに青天の霹靂でした。しかし弊社会長の父とも相談の結果、不肖の身を顧みず、甚だ微力ながら冠婚葬祭業界および互助 […]