ムーンサルトレター 18th page

ムーンサルトレター 2011年7月15日

シンとトニーのムーンサルトレター 第072信

第72信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか?多忙な毎日を送っておられることと存じます。それにしても毎日、暑いですね!今年の夏は節電意識が高いせいか、いっそう暑いように感じます。政治のほうはお寒いかぎりで、菅内閣は迷走を続け、もはや末期症状ですね。さまざまな報道に接するたび、呆れたり、暗澹たる思いを抱いてしまいます。 さて、わたしはようやくギプスも外れ、松葉杖も使用しなくてよくなりました。現在、歩くときには通常の一本杖を使っています。一昨年、オーストラリアで求めたものです。グレートバリアリーフで足を負傷したので求めたのですが、日本ではあまり見ないようなカラフルなデザ……

ムーンサルトレター 2011年6月16日

シンとトニーのムーンサルトレター 第071信

第71信 鎌田東二ことTonyさんへ ここ10年ほどで最も長く、そして最も暗く満月が翳る皆既月食が発生しましたね。日本では16日の未明に見えるはずでしたが、大雨の北九州では見ることができず、残念でした。残念といえば、先日は、せっかく小倉でお会いできる予定でしたのに、わたしが足を骨折したためにかないませんでした。心よりお詫び申し上げます。 まだ松葉杖をついて不自由な毎日を送っていますが、Tonyさんから続々とメールで送られてくる東北の被災地や沖縄・久高島などからの長く深く濃いレポートを読ませていただき、まるでわたし自身がそこに行ったかのような臨場感を覚えております。たとえ、骨折したこの身は小……

ムーンサルトレター 2011年5月18日

シンとトニーのムーンサルトレター 第070信

第70信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、こんばんは。このレターで、もう通算70通目ですよ!ついこの前、60通を達成して、その後に『満月交感ムーンサルトレター』(水曜社)として単行本化したばかりなのに、あれからさらに10通もレターを交換したのですね。まったく、時間の流れの速さには驚くばかりです。 ところで、Tonyさんは東北の被災地へ行かれていたそうですね。どのような状況だったか、ぜひ聞かせていただきたいです。わたしも、遅まきながら、今月26日から気仙沼に入ります。被災地を自分の目で見て、いろいろと考えてみたいと思います。 さて、先月23日は、NPO法人東京自由大学が13年……

ムーンサルトレター 2011年4月18日

シンとトニーのムーンサルトレター 第069信

第69信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか?わたしは、この1ヵ月間、本当に目の回るような忙しさでした。冠婚葬祭互助会の業界団体の副会長を務めているのですが、東日本大震災の被災地における埋葬サポートを目的とした人的派遣などの問題があったのです。 東北の被災地における人的支援を(社)全互協より依頼を受け、サンレーグループでは被災地支援の志願者を募りました。すると、約70名もの志願者が集まりました。現場の過酷な状況に加え、さまざまな危険もあるというのに、70名もの人が志願してくれたことに驚くとともに、感動しました。さらに、家族の同意も得た14名のメンバーが選出されました。……

ムーンサルトレター 2011年3月29日

シンとトニーのムーンサルトレター 第068信

第68信 鎌田東二ことTonyさんへ 今日は、2011年3月20日。Tonyさんの60回目の誕生日です。お誕生日、おめでとうございます。ついに還暦を迎えられましたね。これからも、ますますお元気で「明るい世直し」に邁進されることを心よりお祈りいたします。 3月20日といえば、オウム真理教による「地下鉄サリン事件」が起こった日でもあります。あの悪夢のような事件から、もう16年が経ったのですね。そして、16年前には、もうひとつの大きな出来事がありました。1995年1月17日(ちなみに、わたしの弟の誕生日です)に起こった「阪神淡路大震災」です。日本中を震撼させた大地震でしたが、ついにそれを超える大き……

ムーンサルトレター 2011年2月18日

シンとトニーのムーンサルトレター 第067信

第67信 鎌田東二ことTonyさんへ この前、新しい年を迎えたと思ったら、もう2月の後半に突入しました。本当に、月日の経つのは早いと痛感します。昨年の日本を振り返ってみると、正直言って、嫌な一年でした。『葬式は、要らない』などという本が刊行されてベストセラーになったり、NHKがキャンペーンを張った「無縁社会」が流行語に選ばれました。年末には、朝日新聞社までが「孤族の国」という大型連載をスタートさせました。「家族」という形がドロドロに溶けてしまいバラバラに孤立した「孤族」だけが存在する国という意味だそうです。 孤族!なんと嫌な言葉でしょうか。わたしは朝日の企業姿勢に失望しました。「孤族の国……

ムーンサルトレター 2011年1月23日

シンとトニーのムーンサルトレター 第066信

祝!『満月交感ムーンサルトレター』上・下巻刊行 第66信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、新年あけましておめでとうございます。そして、昨日は大変お世話になりました。Tonyさんが理事長を務められている東京自由大学の「21世紀地図」講座で講義をさせていただきました。テーマは、「現代の冠婚葬祭」でした。 (まことに失礼ながら)東京自由大学は小さな市民大学ではありますが、学長の海野和三郎先生、理事長のTonyさんの人的ネットワークもあり、これまで信じられないような豪華メンバーが講義をされてきました。山折哲雄、細野晴臣、麿赤兒、玄侑宗久、島薗進、中沢新一、茂木健一郎、松岡正剛、鏡リュウジ……

ムーンサルトレター 2010年12月22日

シンとトニーのムーンサルトレター 第065信

第65信 鎌田東二ことTonyさんへ 月日の過ぎるのは本当に早く、今年も間もなく終わろうとしています。Tonyさんも、きっと多忙な師走の日々をお過ごしのことと思います。 わたしは、先程、今年最後の出張先である東京から戻ってきました。3泊4日でしたが、その2日目の朝、東映の本社で行われた映画「手塚治虫のブッダ—赤い砂漠よ!美しく—」の試写会に行きました。日本マンガ界最大の巨匠・手塚治虫が10年を費やして完成させた大作をアニメ映画化したものです。 この映画は(財)全日本仏教会が推薦団体となっていますが、わが(社)全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)にも協力か後援の要請が来ていました。以前、全……

ムーンサルトレター 2010年11月22日

シンとトニーのムーンサルトレター 第064信

第64信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか?わたしは、いま、単行本『満月交感ムーンサルトレター』(水曜社)の校正の合間に、このレターを書いています。上下巻で、それぞれ300ページを超えるボリュームなので、かなり大変です。Tonyさんにも同じ校正紙が届いていると思いますが、お互いに本が完成するのが楽しみですね! さて、この秋は、けっこう講演やシンポジウム、フォーラムなどにたくさん呼ばれました。特に印象深かったのは、11月5日、東京・赤坂の日本財団大会議室で開催された「自殺のない社会」をテーマとした公開フォーラムです。わたしは、7月の「孤独死」についての講演に続き、今……

ムーンサルトレター 2010年10月23日

シンとトニーのムーンサルトレター 第063信

第63信 鎌田東二ことTonyさんへ 先月は一緒に天川で中秋の名月を見上げましたのに、早いものであれから一月が経ち、また満月の日となりました。昨夜は、北九州市八幡西区のサンレーグランドホテルで恒例の「隣人祭り・秋の観月会」が盛大に開催されました。おかげさまで、今年で3年目の開催になります。今年も300名を超える人々が観月会を楽しみました。 いま、「無縁社会」という言葉が時代のキーワードになっています。現在の日本の現状を見ると、「無縁社会」と呼ばれても仕方がないかもしれません。では、わたしたちは「無縁社会」にどう向き合えばよいのか。さらに言うなら、どうすれば「無縁社会」を乗り越えられるのか。……