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シンとトニーのムーンサルトレター 第074信

第74信 鎌田東二ことTonyさんへ  先日、8月20日は小倉でお会いできて嬉しかったです。Tonyさんは講演先の下関から、わたしは出張先の鳥取から駆けつけ、小倉の松柏園ホテルで落ち合いました。本当は5月21日にお会いするはずでした。それが、わたしの骨折というアクシデントによって中止され、ちょうど3ヵ月後に改めて再会したわけです。松柏園のロビーでコーヒーを飲みながら、2人で東日本大震災の話題を中心に意見を交換しましたね。 松柏園ホテルにて わたしが『生き残ったあなたへ』(佼成出版社)という被災者 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第073信

第73信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、日本中がお盆休みの最中ですが、いかがお過ごしですか?  月刊誌『清流』9月号でのTonyさんのインタビュー記事を拝読しました。「日本人はなぜ月に魅せられるのか?」というテーマで、大変興味深かったです。平安貴族たちが月を愛でる観月宴を開き、即興で和歌を詠んで楽しんだこと。それ以前に、太古から脈々と流れる月への信仰があったこと。それが、わたしたち現代人にも確実に受け継がれていること。それらの話題が語られていましたが、宮崎駿監督のアニメ「となりのト […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第072信

第72信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、お元気ですか? 多忙な毎日を送っておられることと存じます。それにしても毎日、暑いですね! 今年の夏は節電意識が高いせいか、いっそう暑いように感じます。政治のほうはお寒いかぎりで、菅内閣は迷走を続け、もはや末期症状ですね。さまざまな報道に接するたび、呆れたり、暗澹たる思いを抱いてしまいます。  さて、わたしはようやくギプスも外れ、松葉杖も使用しなくてよくなりました。現在、歩くときには通常の一本杖を使っています。一昨年、オーストラリアで求めたもの […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第071信

第71信 鎌田東二ことTonyさんへ  ここ10年ほどで最も長く、そして最も暗く満月が翳る皆既月食が発生しましたね。日本では16日の未明に見えるはずでしたが、大雨の北九州では見ることができず、残念でした。残念といえば、先日は、せっかく小倉でお会いできる予定でしたのに、わたしが足を骨折したためにかないませんでした。心よりお詫び申し上げます。  まだ松葉杖をついて不自由な毎日を送っていますが、Tonyさんから続々とメールで送られてくる東北の被災地や沖縄・久高島などからの長く深く濃いレポートを読ませて […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第070信

第70信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、こんばんは。このレターで、もう通算70通目ですよ! ついこの前、60通を達成して、その後に『満月交感 ムーンサルトレター』(水曜社)として単行本化したばかりなのに、あれからさらに10通もレターを交換したのですね。まったく、時間の流れの速さには驚くばかりです。  ところで、Tonyさんは東北の被災地へ行かれていたそうですね。どのような状況だったか、ぜひ聞かせていただきたいです。わたしも、遅まきながら、今月26日から気仙沼に入ります。被災地を自分 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第069信

第69信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、お元気ですか? わたしは、この1ヵ月間、本当に目の回るような忙しさでした。冠婚葬祭互助会の業界団体の副会長を務めているのですが、東日本大震災の被災地における埋葬サポートを目的とした人的派遣などの問題があったのです。  東北の被災地における人的支援を(社)全互協より依頼を受け、サンレーグループでは被災地支援の志願者を募りました。すると、約70名もの志願者が集まりました。現場の過酷な状況に加え、さまざまな危険もあるというのに、70名もの人が志願し […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第068信

第68信 鎌田東二ことTonyさんへ 今日は、2011年3月20日。Tonyさんの60回目の誕生日です。お誕生日、おめでとうございます。ついに還暦を迎えられましたね。これからも、ますますお元気で「明るい世直し」に邁進されることを心よりお祈りいたします。  3月20日といえば、オウム真理教による「地下鉄サリン事件」が起こった日でもあります。あの悪夢のような事件から、もう16年が経ったのですね。そして、16年前には、もうひとつの大きな出来事がありました。1995年1月17日(ちなみに、わたしの弟の誕 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第067信

第67信 鎌田東二ことTonyさんへ  この前、新しい年を迎えたと思ったら、もう2月の後半に突入しました。本当に、月日の経つのは早いと痛感します。昨年の日本を振り返ってみると、正直言って、嫌な一年でした。『葬式は、要らない』などという本が刊行されてベストセラーになったり、NHKがキャンペーンを張った「無縁社会」が流行語に選ばれました。年末には、朝日新聞社までが「孤族の国」という大型連載をスタートさせました。「家族」という形がドロドロに溶けてしまいバラバラに孤立した「孤族」だけが存在する国という意 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第066信

祝!『満月交感 ムーンサルトレター』上・下巻刊行 第66信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、新年あけましておめでとうございます。そして、昨日は大変お世話になりました。Tonyさんが理事長を務められている東京自由大学の「21世紀地図」講座で講義をさせていただきました。テーマは、「現代の冠婚葬祭」でした。  (まことに失礼ながら)東京自由大学は小さな市民大学ではありますが、学長の海野和三郎先生、理事長のTonyさんの人的ネットワークもあり、これまで信じられないような豪華メンバーが講義をされ […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第065信

第65信 鎌田東二ことTonyさんへ  月日の過ぎるのは本当に早く、今年も間もなく終わろうとしています。Tonyさんも、きっと多忙な師走の日々をお過ごしのことと思います。  わたしは、先程、今年最後の出張先である東京から戻ってきました。3泊4日でしたが、その2日目の朝、東映の本社で行われた映画「手塚治虫のブッダ —赤い砂漠よ! 美しく—」の試写会に行きました。日本マンガ界最大の巨匠・手塚治虫が10年を費やして完成させた大作をアニメ映画化したものです。  この映画は(財)全日本仏教会が推薦団体とな […]

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