身心変容技法オンラインセミナーを開催します

シンとトニーのムーンサルトレター 第008信

第8信 鎌田東二ことTonyさま  今日は5月10日、わたしの43回目の誕生日です。朝、出社すると、みんなから「おめでとうございます」という声をかけられました。鎌田先生の誕生日は3月20日ですよね。今年は、忘れもしない前日の19日、京都の近藤高弘さんのお宅で三人で義兄弟の契りを交わしました。それからテレビで「功名が辻」と「愛と死を見つめて」を観て、しばらく語らっているうちに、先生が「もう、12時を過ぎたのかな」とつぶやかれました。日付が変更したことを確認すると、「今日は、ぼくの誕生日なんですよ」 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第007信

第7信 鎌田東二ことTonyさま  満開の桜も次第に散りはじめていますが、いかがお過ごしですか。鎌田先生は奥様と御一緒に御自宅の近くで花見をされたとのこと。そこで法螺貝は吹かれたのでしょうか。わたしは、先週、二人の娘たちと一緒に東京は上野公園の桜を楽しみました。小倉の自宅の庭にも桜の老木が一本あるので、それを見るたび「もののあはれ」を感じております。  「もののあはれ」については本居宣長をはじめ、多くの言説がなされていますが、最近読んだ中沢新一先生の新著『芸術人類学』にも登場していました。中沢先 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第006信

第6信 鎌田東二ことTonyさま  また、満月が近づいてきました。鎌田先生は、今度の満月をどこで眺められるのでしょうか。わたしは、本当はタイのバンコックに出張の予定があり、憧れの上座部仏教の国で月見と洒落込むつもりでしたが、このところタイの国情が不安定なため周囲の説得に従って出張を延期しました。まことに残念です。  でも、わたしの心はウキウキし、顔は自然にほころんでいます。なぜかというと、かのスバルの発見者である東京大学名誉教授の天文学者、海野和三郎先生から嬉しいお便りをいただいたからです。そう […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第005信

第5信 鎌田東二ことTonyさま  いま、金沢のホテルでこの便りを書いています。こちらは大雪で、街中を歩くのにも一苦労です。金沢には当社の冠婚葬祭施設がかなりありますので、毎月訪れております。大好きな街ですが、最も愛する作家である泉鏡花が愛した東茶屋街が特に気に入っています。夜、浅野川のほとりを散歩していると、東茶屋街の灯りがぼんやりと闇の中に浮かび上がってきて、まるで鏡花が描いた物の怪たちが支配する異界のイメージそのものです。  わたしの父は晩年を気候温暖な石垣島で暮らしたいといつも言っており […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第004信

第4信 鎌田東二ことTonyさま  新年あけまして、おめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。 鎌田先生は、暮れからずっと風邪で寝込んでおられるとのことですが、大丈夫ですか?正月も風邪のまま迎えられたわけですね。わたしは、例年通り、九州最北端にある門司・青浜の皇産霊神社にて初日の出を拝みました。見事な旭日で、まことに気分爽快でした。  さて、前回のレターは昨年12月14日にお出ししましたが、その2日後の16日に韓国から北九州市のわがサンレー本社を訪問する視察団がやってきました […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第003信

第3信 鎌田東二ことTonyさま  昨夜、長崎県にある「ハウステンボス」のイルミネーションを楽しんでいましたが、ふと上空を見上げると月が満ちてきていました。雲がかかっていてほのかに青白く、地上を彩る青色発光ダイオードの輝きにも負けない幻想的な美しさでしたが、その美を堪能するとともに、「そろそろ満月だ。トニーさんに便りを出さなければ」と思いました。本当に、天然のカレンダーというのはどこにいても見れるから便利ですね。私たちの祖先が太陰暦を使用していたのも当然だという気がします。  クリスマスのメッカ […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第002信

第2信 鎌田東二ことTonyさま  前回のお便りで、わたしのことを「現代の白樺派」と表現していただき、まことに光栄でした。ならば、わたしの唱えるハートフル・ソサエティは「新しき村」に通じますね。また、Shinという愛称を頂戴し、ありがとうございます。この文通をネットで見た知人たちから「シンちゃん」とか「シンさま」とか呼ばれ、嬉しいような、恥ずかしいような・・・古代バビロニアの月神に由来するとのことですが、わたしとしては少し前に観た映画「シン・シティ」(罪の街)を連想し、罪深いわが身を省みたりしま […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第001信

プロローグ 敬愛する鎌田先生の満月レターのお相手に指名していただき、正直おどろいています。 先生と鏡リュウジさんとの往復満月レターを掲載した『心の中の「星」をさがす旅』(PHP)を以前拝読しましたが、鏡さんがその第1信に「満月のごとに書簡を往復させようなんて、なんて素敵なアイデアなのでしょうか。こんなロマンティックな企画の相手に僕を指名してくださったこと、とても光栄に思います」と書かれていました。現在のわたしも、まったく同じ気持ちです。 『心の中の「星」をさがす旅』の219ページ、2002年4月 […]

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