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シンとトニーのムーンサルトレター 第036信

第36信 鎌田東二ことTonyさんへ  Tonyさん、毎日あいかわらずの暑さですが、お元気ですか?わたしは、今日、小学3年生になる下の娘と一緒に映画「崖の上のポニョ」を観てきました。わたしの大好きな「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」などの完成度に比べると、正直、物足りなかったです。宮崎駿監督の前作「ハウルの動く城」と同様にストーリーの背景がわかりにくかったように思います。でも、魚のポニョが嵐の海の上を疾走し、ついに宗介と再会するシーンには感動しました。また、月が海上に浮かぶ場面が美しかったです […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第035信

第35信 鎌田東二ことTonyさんへ  せっかく梅雨は明けましたのに、あいにくの曇り空で今夜の満月が見えません。  Tonyさん、またもや14歳による事件が発生しましたね。名古屋駅から東京へ向かう高速バスを乗っ取った疑いで16日に逮捕されたのは、なんと中学2年生でした。少年は、運転手の首にナイフをつきつけ、大胆にも車中から「バスジャックした」と自ら110番通報して「犯行宣言」しました。学校によれば、学級委員も務める積極的な生徒だったそうですが、その犯行の理由というのがまた驚きです。親に叱られて、 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第034信

第34信 鎌田東二ことTonyさま  梅雨のため憂鬱な毎日が続きますが、Tonyさん、お元気ですか?5月24日(土)には、京大でお会いできて嬉しかったです。小倉から新幹線に乗って京都で降り、そこからバスに揺られて、やって来ました、京都大学!初めて訪れたのですが、かの時計台が見えたときは感動しましたよ。ここが多くの「知」の巨星たちが活躍した舞台かと想像すると、早稲田出身のわたしまで何だか身の引き締まるような思いがしました。  その日は、時計台記念館の会議室で「第1回ワザ学研究会」が開催されました。 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第033信

第33信 鎌田東二ことTonyさま 前回のレターを読んで、Tonyさんの御多忙ぶりに驚いています。本当に怒涛のような日々を過ごしておられたのですね。わたしも4月から北陸大学の客員教授になりましたが、本業のほうでも、このたび冠婚葬祭互助会の全国団体である全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の副会長に就任するはこびとなりました。さらに出張など増えることと思われますが、Tonyさんに負けずに、楽しみながら頑張りたいと存じます。 さて前回のレターには、心理学者のジェームズ・ヒルマン氏が登場していましたね。当 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第032信

第32信 鎌田東二ことTonyさま  Tonyさん、このたびは誠におめでとうございます! 今年の1月16日に、Tonyさんから次のようなメールが来ました。「突然ですが、私事の変化をお伝えします。昨年の12月18日に決定していたことですが、来る4月1日から京都大学こころの未来研究センターに本務が移ることになりました。同大学院教育学研究科でも少し授業担当します。京都造形芸術大学は、客員として関わります。4月以降は、月は造形大、火水木と京大勤務になり、ほとんど京都住まいとなります。」  昨年末から「来 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第031信

第31信 鎌田東二ことTonyさま  Tonyさん、いよいよ春が近づいてきましたが、お元気ですか?わたしは、トルコとアラブ首長国連邦(UAE)に行ってきました。トルコのイスタンブールは一度は訪れたいと思っていた憧れの街ですが、想像以上に文化ゆたかな素晴らしいところで、とても気に入りました。「イスタンブール」という言葉の響きも何だか素敵に感じられ、「東西の文化交はる港町イスタンブール響きまた良し」という歌を詠みました。それから、ボスホラス海峡の光景は、とても関門海峡に似ていると思いました。海峡とい […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第030信

第30信 鎌田東二ことTonyさま  Tonyさん、先月29日に北九州で開催された当社会長であり父である佐久間進の旭日小綬章受章祝賀会にわざわざお越しいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、全国で4回にわたって祝賀会が開催され、総計1000名以上の皆様がお越し下さいました。多くの方々に祝っていただき、さぞ父も感無量であったと思います。  また、父はこのたび、『わが人生の「八美道」』(現代書林)という著書を上梓いたしました。父がこれまでの人生で気づいてきたさまざまな事柄を八つのシンプル […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第029信

第29信 鎌田東二ことTonyさま  あけまして、おめでとうございます。旧年中は、大変お世話になりました。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。Tonyさんにおかれましては、御母堂様が昨年逝去されましたゆえ、静かなお正月を送られたことと存じます。  わたしは、例年どおりに九州最北端にある門司・青浜の皇産霊神社に初詣でに出かけ、海上に昇る初日の出を拝みました。皇産霊神社には、わがサンレーグループの総守護神である皇産霊大神が祭られています。その後、北九州での新年祝賀式典を終えて北陸に飛び、修験道で […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第028信

第28信 鎌田東二ことTonyさま  メリー・クリスマス! 今日はいかがお過ごしですか? 神道に立脚しながらも、あらゆる宗教に対してオープンなTonyさんのことですから、きっとご自分なりのクリスマスを楽しまれていることと思います。クリスマス・イブの昨夜は見事な満月でしたね。満月のイブの夜! なんて素敵なことでしょう! まるで、「13日の金曜日」の反対みたいですね。  クリスマス・イブといえば、一昨年を思い出します。あの日の夜、東京自由大学でTonyさんや玄侑宗久さんたちと集いました。そして、一緒 […]

シンとトニーのムーンサルトレター 第027信

第27信 鎌田東二ことTonyさま  Tonyさん、先日の京都造形芸術大学の地域文化演習、まことにお疲れさまでした。11月2日に英彦山に登られた後で小倉に来られ、当社の松柏園ホテルで久しぶりにお会いしたときは嬉しかったです。翌3日に、学生さんたちと一緒に宗像大社を参拝され、当社の小倉紫雲閣を見学されてから、昨年と同様に松柏園ホテルにおいて特別講義が行われました。まずは北九州市立大学の佐藤眞人教授が「宗像大社と神道の成立」について話され、次にわたしが「現代の冠婚葬祭の冒険」というテーマで話させてい […]

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