ムーンサルトレター 19th page

ムーンサルトレター 2010年9月26日

シンとトニーのムーンサルトレター 第062信

第62信 鎌田東二ことTonyさんへ 昨夜、小倉に帰ってきました。Tonyさんと天川にご一緒できて、たいへん楽しかったです。22日の夜、京都駅でTonyさんと待ち合わせましたね。ご自身の主義により携帯電話を持たないTonyさんとの待ち合わせは毎回ハラハラするのですが、昨夜も度重なるアクシデントによって、2時間以上も遅れた末に無事に会うことができました。京都駅から近鉄特急に乗って橿原神宮駅へ、そこで乗り換えて下市口駅まで、そこから40分ほどかけてタクシーで天川へ向いました。 天川で見上げた中秋の名月(撮影:一条真也)天河大弁才天社の観月祭に参加したかったのですが、残念ながら、すでに観月祭は終……

ムーンサルトレター 2010年8月25日

シンとトニーのムーンサルトレター 第061信

第61信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お元気ですか?毎日、本当に暑いですね。これほどの猛暑は、今までのわたしの記憶にはないです。しかしながら、気温の高さとは逆に、この夏、わたしの心が凍りつくような悲惨な二つの事件が相次ぎました。 一つは、大阪市西区に住む23歳の女性が、3歳の長女と1歳の長男を自宅マンションに置き去りにし、衰弱死させたという事件です。母親のネグレクト(育児放棄)が問題だといわれていますが、母親は当初、熱心に子育てをしていました。ところが離婚をきっかけに風俗店で働きはじめ、そのうちに子どもの存在を疎ましく感じた末の事件だそうです。 若い母親は親に相談することも……

ムーンサルトレター 2010年7月26日

シンとトニーのムーンサルトレター 第060信

第60信〜祝!ムーンサルトレター60回記念〜 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、お怪我の具合はその後いかがですか?那智の滝で足を骨折されたと知ったときは、たいへん驚きました。一人で滝行をされるのは危険ではないかと前々から思ってはいましたが、何はともあれ、ご無事で何よりでした。Tonyさんは、社会にとっても、わたしにとっても、とても大切な方ですので、くれぐれも無理はなさらないで下さいよ。一日も早い回復を心よりお祈りいたします。 さて、早いものでこの「ムーンサルトレター」が今回で60回目になりました。丸5年です。なんだか、あっという間でしたね!前任者である鏡リュウジさんの後を受けてお引……

ムーンサルトレター 2010年6月27日

シンとトニーのムーンサルトレター 第059信

第59信 鎌田東二ことTonyさんへ また満月の夜が来ました。九州は大雨ですが、わたしは今、東京にいます。前回のレターは沖縄からでしたが、あれから政局は急転回しましたね。鳩山由紀夫首相が退任して、菅直人新首相が就任しました。その就任会見で、菅首相はまず最初に、「最小不幸の社会」をめざすと述べました。鳩山前首相の「友愛社会」に代わるスローガンのようです。 「最大幸福」という言葉は聞いたことがありますが、「最小不幸」というのは聞き慣れない言葉です。でも、わたしは非常に興味深く感じました。菅新首相は、恋愛だとか絵を描くのが好きとか、そういった個人の「幸福」の部分には政治は立ち入るべきではない、む……

ムーンサルトレター 2010年5月28日

シンとトニーのムーンサルトレター 第058信

第58信 鎌田東二ことTonyさんへ お元気ですか?また満月の夜がやって来ました。わたしは、いま、沖縄に来ています。本日、正式に日米両政府から発表され、ついに米軍普天間飛行場の辺野古移設が決定しました。地元紙である「琉球新報」「沖縄タイムス」ともに号外が出ました。 「最低でも県外移設」という公約を掲げた鳩山首相を多くの人々が指示し、民主党に未来を託しました。期待を裏切られた沖縄の方々の心中を思うと、胸が痛みます。こんな日に、わたしが沖縄にいるのも何かの意味があるのでしょうか。 さて、一昨日、NHKの討論番組に出演しました。番組タイトルは「徹底討論ふるさと再生スタジアム」で、テーマは「……

ムーンサルトレター 2010年4月28日

シンとトニーのムーンサルトレター 第057信

第57信 鎌田東二ことTonyさんへ また、満月の夜がやってきましたね。Tonyさん、お元気ですか。きっと忙しい毎日をお過ごしのことでしょうね。わたしも、ここのところ非常に慌しく過ごしています。 最近、2冊の本を上梓いたしました。1冊は、『また会えるから』(現代書林)です。これは、愛する人を亡くした人のためのグリーフケアワーク・フォトブックです。先立って、グリーフケアワークの書である『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)を刊行し、その中から「また会えるから」というグリーフケア・ソングが誕生し、CDも発売されました。この歌の作詞は、わたしが手がけました。 「また会えるから」という言葉には希……

ムーンサルトレター 2010年3月30日

シンとトニーのムーンサルトレター 第056信

第56信 鎌田東二ことTonyさんへ またしても満月の夜が来ました。この3月は2回も満月にあたる日があり、なんだか普段以上に時の流れの速さを感じます。でも、先日はTonyさんと一緒に天河に行けて嬉しかったです。いろいろと不思議なことがありましたね。 3月25日の正午、京都駅でTonyさん、造形美術家の近藤高弘さんと待ち合わせて、天河に向かう予定でした。順調に行けば、昼食をはさんでも15時半くらいには到着するはずでした。それが、なかなか行き着けなかったのです。 まず、京都に着くと、駅前にパトカーや警官がたくさんいました。近藤さんが車で迎えに来てくれていたのですが、なかなか車が見つかりません……

ムーンサルトレター 2010年3月1日

シンとトニーのムーンサルトレター 第055信

第55信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、先日は京都でお会いできて嬉しかったです。「こころの未来」の研究、そして「明るい世直し」のために多くのプロジェクトを抱え、あいかわらずの忙しさですね。でも、お元気そうで何よりでした。 わたしのほうのニュースはといえば、ブログをはじめたことです。「一条真也のハートフル・ブログ」と題して、2月14日のバレンタインデーからスタートしました。そのファースト・ブログの冒頭に、わたしは次のように書きました。 「『今さら』と言われるかもしれませんが、今日からブログをスタートします。わたしが、これまでブログをやらなかったのには、いくつか理由がありました。最……

ムーンサルトレター 2010年2月3日

シンとトニーのムーンサルトレター 第054信

第54信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、ついこの前、新年を迎えたと思ったら、もう2月になりました。月日の経つのは本当に早いものですね。そして、今日は節分です。わが社では、例年通りに社内外の厄除け対象者を集め、松柏園ホテルで「節分祭」および「隣人祭り=合同厄除け祝」を開催しました。その後、帰宅してわが家でも豆まきをしました。 節分といえば鬼です。鬼は日本を代表する妖怪、それも悪の化身的存在ですが、浜田廣介の「泣いた赤鬼」を読むと、一方的に悪者にはできなくなります。わたしは、この有名な童話をイメージして、「鬼は外豆を投げれど赤鬼の泣いた顔見て鬼も内へと」という短歌を数年前の節……

ムーンサルトレター 2010年1月3日

シンとトニーのムーンサルトレター 第053信

第53信 鎌田東二ことTonyさんへ Tonyさん、新年あけましておめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。お正月は、いかがお過ごしになられましたか。わたしは、例年通り、九州最北端にある門司・青浜の皇産霊神社に会社の幹部一同と元日参拝しました。雪の影響で、あいにく初日の出も今年最初の満月も見ることはできませんでしたが、元日に神社を参拝するというのは、じつに気持ちが良いものです。 Tonyさんは昨年も大活躍でしたね。じつに興味深い著書も続々と上梓されました。超常的方法で口述筆記された『超訳古事記』(ミシマ社)は大変好評で、版を重ねておられますね。また、『神と仏の出逢う国……